旅行記 > モアナとタラソ2010 > ボラボラ編(2)

ボラボラでの最初の朝です。
タヒチではなぜか夜明け前に目が覚めるんですよね～。

この部屋の場合、向かい側のソフモツの丘の辺りから太陽が顔を出すのを知ってるもので、特に早起きになってしまうのかも？

今朝のお天気はどうかな～。
水平線の近くにはしっかりと雲がかかってるけど、上空は見事にすっきり！
まだ少し暗いので星も見えてます。

水平線の辺りが徐々に紅く染まり始めました。
綺麗ですね～。
ベッドからも朝焼けが見られるのは嬉しい限り♪

しばらくして、思った通り、ソフモツの丘の上から太陽が顔を出して眩しい～～！！

今日も良いお天気になりそうです。

テラスに出て、しばらく朝焼けの空を眺めてたけど、そろそろ部屋でもうひと眠りしようかな～。
と思ったら、水面に黒っぽい影？

あれっ？もしかして、マダラトビエイじゃ！？
まだら模様のエイがゆっくり泳いでます。
もう１匹、真っ黒いエイもいますよ～！

もちろん、水上バンガローの前の浅瀬ですから、とってもミニチュアサイズ。
ランギロアのティプタパスで出会った大物とは全然違います。
こんな子もやってくるんですね～！

朝ごはんを食べに向かいます。
今回はモアナもタラソも朝食付きなんですよ。

水上バンガローからレストランへ向かう途中のビーチの様子。
誰もいないようで、、、いえ、鳥さんだけお散歩してるみたいです。

レストランに到着したのは７時２０分。
私たちが１番乗りだったみたいです。
スタッフがハイビスカスなどのお花を飾ってる最中だし、ちょっと早すぎた？

でも、料理の方は準備万端。
バイキング形式で好きなものを食べられるだけチョイス。
カリカリのベーコンとかハッシュポテトとかソーセージとか、いろんな料理が並んでますね。

もちろん、パイナップルやメロン、スイカなど、フルーツもいっぱい。
大好きなパンプルムースもてんこ盛り♪
食べてみたいものがいろいろあって、迷います～。

レストランの大きな窓からは、朝陽でキラキラ光るラグーンも見えます。

午前中はジープサファリに参加！
今日はとっても天気がいいし、山の上からの眺めも期待できそうで楽しみです。

ガイドさんは、とっても頼もしいタヒチアン男性。
参加者は、私たち夫婦とタラソから来たハネムーナー。どこの国から来たって言ってたかかな～？ヨーロッパ方面だったような？？

ジープは幌（ほろ）付きで助かりました。
日差しも強くて暑いし、日焼けが大変ですもんね。

それでは、ボラボラ島の周回道路を出発～！

ガイドさんはサービス精神旺盛で、教会とかの観光ポイントから有名人のお家までいろいろ教えてくれます。

またジープが一時停車しました。
小さな民家はあるみたいだけど、今度は何でしょうかね～。

ガイドさん、どっから持ってきてたのか、隣の座席に置いてた葉っぱを軽くもんでから、車の外へポイッ！

葉っぱが投げられた地面には妙な穴がいくつか点在。。
これってもしかして！？

あ～っ！やっぱり！！
穴から顔を出したのは、カニさんたち。
結構、大きいです！
葉っぱを自分の巣穴に持って帰ろうと頑張ってます。

時には１枚の葉っぱの前でにらみ合い！
右だけ大きなハサミのカニが１番強いみたいだけど、いっぱいあるから取り合いしなくてもいいのにね～。

ここからは、ジープサファリの醍醐味！
周回道路から逸れて山道にどんどん入っていきます。

山道は舗装されてる訳もなく、でこぼこ道をガンガン進んでいくので揺れるったらありゃしない！
しっかり掴まってないと放り出されそう。
道幅はジープが通れるぎりぎりな所も結構あるので、目の前を葉っぱや枝が通りすぎてドキッとする時も。

雨水でしょうか、ところどころ水たまりやぬかるんでたり。。
勢いを付けて登らないといけないようなポイントもあって、さらにドキドキ。

ジャングルみたいに木々が生い茂ってる向こうには、とっても綺麗なラグーン♪
周回道路から、随分と登ってきたみたいですね～。

目的地まではまだあるのでしょうか、さらにジャングルの中を進んで、、、ジープが一時停車。
ガイドさんが何かを見つけたようです。

「ダブル・ハイビスカスだよ」と渡してくれたのは、真っ赤な八重のハイビスカス！
めっちゃ綺麗～！！
八重のハイビスカスなんて知らなかったもので、最初に見た時は全然別の花かと思ってました。

最初の絶景ポイントにやってきました。

左手にはオテマヌとパピア、正面～右手には北側のモツ、空港からフォーシーズンズまで一望できます。

空港の辺りから北側のラグーンのターコイズブルーと濃いブルーのグラデーションがとっても綺麗♪
空港の滑走路にはちょうどエアタヒチが来てます。
船着場には送迎用のボートが行き来してるのも見えます。

外洋の向こうにも島影が。

１つはもうすっかり見慣れたマウピティの形。
昨日のエアタヒチヌイから見た全景のイメージもまだしっかりと焼きついてます。

もう１つは、背の低いモツとラグーンが見えるけど、あれってもしかして？？

ガイドさんに確認してみました。
やっぱり思った通り、ツパイです！

飛行機とか上空から見れば、オープンハートのような形にも見えるツパイも、ここからだと平べったくしか見えないんですね～。

でも、「ツパイが見える」ってことに感動！
位置的には見えても不思議じゃないんだけど、すっきり晴れてるおかげです。

ヘリコプターがなかったのはとっても残念だけど、ジープサファリで来て良かった～♪

パスの手前辺りに大きな白い船がいます。
停泊してる場所も港というか、かなり広い船着場のよう。。

望遠レンズでのぞいてみると、船の側面に「ｒａｒｏｍａｔａｉ－ｆｅｒｒｙ」と書かれているのが見えます。

ガイドさんの話によると、ライアテアやタハア、パペーテにも行くんですって。

エアタヒチより安いけど、ライアテアまで２時間ちょい。
ちょっと時間がかかりますよね～。

ちなみに、このフェリー。
２０１０年の３月に就航されて、６月に廃止だそうで。。
たった３ヶ月で終わるっていったい。。
５月に撮ったこの写真は、貴重な資料写真になるのかも？

登ってきた山道を今度は下って周回道路に戻ります。

周回道路をジープでビュ～ンとドライブするのも気持ちいいですね～。
すぐ横はラグーンだし、車内からの眺めも素敵です。
学校があったり、南国らしい鮮やかなカーテンのお宅があったり、タヒチアンの生活が垣間見えるのもまた楽しです。

たまに、屋根がない家とかブルーシートが掛けられた家が。。
サイクロンＯＬＩの影響がまだ残ってるところもあるんですね。

途中で、飲み物とか買う？ってことになって、中国系のタヒチアンが経営してる小さなマガサンで一時停車。

ヒナノの大ビンを買って、その場で栓を抜いてもらって、そのままゴクゴク。
いや～、暑いからなおさらビールが美味しいです。
お店の親父さんが器用で、ヒナノのコースターで作ったお花を「ヒナノ・フラワーだよ」ってプレゼントしてくれました。

ビールを飲みながら、さらに周回道路をドライブ。
道路から山道へ入る手前でジープを停めたガイドさん。

私たちの方に振り返って「準備はいいか？」ってニヤッと笑うんですよ～。
ここからまた、しっかり掴まってないと放り出されそうな山道モードです。

お次の絶景ポイントはアメリカ軍の砲台がある場所です。
記念撮影にはもってこいですね。
ここも見晴らしの良い場所で、ラグーンリゾートやボラボラ島唯一のパスの辺りが一望できます。

ラグーンリゾートは先日のサイクロンの影響とやらでクローズ中。。
このホテルは初めてタヒチに来た時に泊まった想い出の場所なので、かなり残念な気分。。

一眼の望遠レンズでズームしてみると、レストランの屋根とかが傷んでるのが見えます。
水上バンガローは大丈夫そうな感じだけど、クローズするくらいだからたぶん。。

最後の絶景ポイントはやっぱりココ！ＴＶ塔です。
目の前に広がるラグーンのグラデーションのお見事なこと！！
もう、綺麗すぎる～～～！！！
マティラ岬に続く淡いターコイズブルーが大好きなんです。

右手には本島の中心にそびえる山々が見えます。
オテマヌとパピアが並んでる手前にラグーンが見えるので、写真だけ見たらモツから撮ってるように見えるかも？

ラグーンを進む小さいボート。
乗っているのは子どもが３人とお父さんでしょうか、運転してる男性が１人。親子でお出掛けかな～。

ジープサファリに参加した最大の理由がＴＶ塔。
きっとここならホテボラの様子が一望できるかな～と。

２００８年10月からの大型リノベーションのための休業。
ホテルの５０周年には新しくオープンするって言ってたのに、景気の悪化などの理由もあるのでしょうが、改装工事が進んでるような話はとんと聞かず。。

ボラボラに行った人の話では「まるでお化け屋敷のよう」と。
そのうえ、３ヶ月前のサイクロンＯＬＩの接近！
ほんとにとっても心配だったんです。。

でも、実際に自分の目で見た姿は、不安に思ってよりもっと悲惨で衝撃的でした。
まずはパッとみて、建物の屋根が傷んでるのは一目瞭然。
水上バンガローのテラスの下は板が無くなって枠だけになってるものがほとんど。。

そして、何よりも驚いたのが、船着場。
なんと、足場しか残ってないんですよ～～～！
ホテルに到着してシャンパンを頂いたり、夜には毎日マンタパトロールしたり、最後にやっと会えたマンタに感動したり、シュノーケリングでウミガメに会えたり、それからそれから。。
補修も改装もない放ったらかしの姿にはかなり凹みました。

どうか、この素晴らしい立地でホテルが復活してますように。

ＴＶ塔ポイントから見た光景で少し傷心モードになりましたが、モアナから見えるマティラブルーに癒されます。

ビーチにはほとんど人もいなくて、静かなものです。
何人かは泳いでる人もいるけど。

大きな赤い帆のホビーキャットがやってきました。
誰かゲストを乗せに来たのかしら。

以前にホテボラで見掛けた時は色違いの白い帆でした。
他の色もあるんでしょうかね～。
個人的には白い帆の方がいいな。

お天気はピーカンで暑いし、午後は泳ぐことにします。
水着に着替えたら、まずは久し振りのプールにＧｏ！

モアナのプールは小さめ。
プールサイドのパラソルとサンベッドの数も少ないけど、ここで過ごすゲストも少ないからちょうどいいのかも。

サンベッドに寝っ転がって、プールとラグーンに並ぶ水上バンガローとかを眺めてのんびりできる、、はず？

そのはずだったのに、目の前では度々バッシャ～ン！という音とともに水しぶきが。
男の子が２人が交互に飛び込んでまして。。

プールに入ることもなく、水上バンガローへ戻ってきました。
このままシュノーケリングすることにします。

前回に来た時には目の前にサンゴの根が点在していて、水玉のような模様になってたのに、今回は様子が違います。
サンゴの根はすっかり無くなって、あるのは真っ白いサンゴのかけらが少しだけ。

これじゃ、お魚がいる訳ありませんよね～。
たまにいるのは、白っぽいナペや細長～い魚とか。

環境の変化のせいか、ちょい昔の高潮のせいか、はたまたサイクロンのせいか。。

熱帯魚っぽいカラフル系のお魚がいるのは、唯一、部屋の真下に植えつけられた小さなサンゴのところだけ。
サンゴの大きさにふさわしく、ミニチュアサイズのスズメダイとかがふわふわ泳いでます。
パンをまくと、チョウチョウウオも寄ってきましたよ。

そして、さらにやってきたのは、白っぽいフグ！
何ともユーモラスな雰囲気で、のんびり泳ぐ姿が可愛いです。
カメラを向けると珍しく興味を持ったのか、ぐぐっと近づいてきました。
とぼけた感じの正面顔のアップに、つい笑ってしまいます。

今日の夕焼けはどうかな～。
パブリックビーチに行ってみると、夕暮れ時をまったり過ごすタヒチアンや観光客が何人か来ています。

水平線の辺りには雲があるので夕陽が沈むのは見えそうにないけど、夕焼け色は期待できそうです。

パブリックビーチからはホテボラのポテファレやレストランの辺りが見えます。
望遠レンズでのぞいてみると、レストランに灯りが！？
誰がいるんだろ。。

空が紅く色付きはじめました。
刻々と色が変わっていく様子はとっても素敵です。
夕暮れの景色に椰子の木や人影も絵になります。

と思いながら写真を撮ってたら、波打ち際をゆっくり歩くワンコが１匹。
これは、モデルになってあげるって言われてるようなものですよね。

この子の他にもワンコが何匹かうろうろ。。
気がついたらすぐ横に座ってる人懐っこいワンコもいたり。
こんなところもタヒチらしいです。

本日のディナーも、昨日と同じ「ファレ・マヌイア」へ。
お店に入ると、昨日も来ていたことを覚えられていたようで、昨日と同じテーブルに座ってね～と案内されました。

まずは、生ヒナノを注文。これがないと始まりませんもんね。
それでは、今日は何を食べようかな～。
前菜はポアソンクリュで決まり。メインは、、迷いますね～。

ダンナは「サーロインステーキ」、私はかなり迷ったけど、「エビとホタテのタグリアテリ・パスタ」に決定。
パスタなので全然メインではないんだけど、デザートも食べるつもりだと私にはこのくらいでちょうどいいんです。

ちなみに、このパスタ。クリーム系のこってりソースで最初は美味しい！って思ったけど、だんだんと飽きて辛くなる味付けでした～。

サーロインステーキにもフライドポテトがてんこ盛りで、これだけでもお腹いっぱい。
ホントに海外の人たちの胃って丈夫なんでしょうね～。

最後のデザートは、バニラアイスのプロフィットロール。
アイスとミニシューの上に生クリームとチョコソースがこれでもかってくらいに掛かってます。
美味しいんだけど、生クリームは半分でも良かったかも。。

お腹いっぱいのまま、ゆっくり歩いて水上バンガローに戻ります。
今夜はほとんど雲もないようで、満天の星空が広がっています。

天の川もくっきり！もちろん、南十字星もちゃんと見えてます。

毎回タヒチに来ると、このたくさんの星に感動します。
日本の自宅からじゃ、こんなたくさんの星は見られませんもんね～。

星空を眺めてたら、あらら～？ゆっくりと動いてる星、、、？
どうやら人工衛星みたいでした。

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