旅行記 > ホテボラ2005 > ボラボラ編(2)

調子はいかが?

ビーチファレのテラス一晩たっても、父のお腹の調子はいまいちみたいです。
昨日よりはましだと言ってますけど、朝食もまだ無理そうですし、これはちょっと困りました~。。

今日は、ポリネシアンツアーに行く予定だったんですけどね~。
せっかく快晴のお天気だし、妹はピクニックに連れて行ってあげたいし、中止するのはもったいないし。。
残念ながら、父はお留守番となりそうです。

とりあえず、ピクニックの準備をしないとね。


ミキさん登場

ドックもうすぐ出発の時間です。
桟橋の方に、見たことのある女性がいます。
ミキさんです!

助かった~!とりあえず、駆け寄って挨拶もそこそこ、父の様子を伝えます。

お腹の調子が悪くて吐いたり下したりしていること、本人は病院に行くほどではないと言っていること、等々。
あとは、今からポリネシアンツアーに行くけど、父は留守番になること。

父が英語とかが全く分からないことを考えて、ミキさん個人の携帯番号を教えてくれました。
水上バンガローこの番号にかければ日本語でそのまま話せる、ということを伝えると、父も安心したようです。

おっ!ポリネシアンツアーの黄色いボートがやってきました。
ガイドさんはまさに力強いタヒチアンって感じです。

このツアーは、島で唯一王様の血を受け継いでいるというパトリックさんが連れて行ってくれると聞いてたんですけど、 その人ではないようです。

ミキさんが、うちの父が体調を崩して参加できないことを伝えてくれてます。
すると、大きな声で「なんだよ~~!!」完璧な日本語です。(笑)
こちらのガイドさんは日本人慣れしてますよね~。

ミキさんと父に桟橋で見送られながら出発です。
それでは行ってきま~す!

ポリネシアンツアーに出発!

清水さんホテボラのビーチやバンガローを左手に見ながら、まずはマティラ岬の方に向かうようです。
お天気は最高で、ラグーンはものすごい色になってます。
オテマヌも雲1つかからず、きれいに見えてます。

ガイドさんは、ウクレレを弾きながらタヒチアンミュージックも歌ってくれて、風も気持ちいい~!
人懐っこいガイドさんで、1曲終わる毎に拍手を求められるのもご愛嬌でしょうか。

ん?両手でウクレレを弾きながら??
あの~。操縦は~???
ひえ~、足です、足。
マティラ岬 慣れたもんで、カーブもちゃんと曲がってます。すごいわ~。

マティラ岬のあたりのラグーンは本当に最高です。
この色大好きなんですよね~。

ガイドさんの名前は、自己紹介によると「清水さん」!
冗談かと思いましたが、なんでも、タヒチ語の名前の意味が「pure water」なのだそうです。

「pure water」というよりも、イメージはお笑い芸人さんなんですけどね~。


ボートで海に出てみたものの。。。

インターコンチざっぱ~~~ん!波がえらく高いですよ~~!!
なんでしょうか、この揺れは。。

どうしようもないくらい快晴なのに、風が強いです。

マティラ岬の先端の辺りではカヌーの練習をしている人たちがいます。
どうやら競技用のカヌーのようですよ。

インターコンチが見えてきました。

2005年11月の今、この写真を見返すとちょっと淋しいです。。

ざっぱ~~~ん!9月10日~11日にかけて、高波がありました。
インターコンチやこの辺りの民家がかなりのダメージを受け、インターコンチは現在も営業停止です。。
ホテボラの水上バンガローもテラスの下の部分が壊れたりしてたそうですし。。

でも、実は、この5月1日の天気図を見てみると、ボラボラ辺りに3~3.5mの波マークが!?
うわ~!もしかするともしかしたのかも!

って考えると、9月に高波に遭遇した方々が人事には思えないんですよね~。。


サメは何処へ~???

サメの餌付けサメの餌付けポイントにやってきました。

既にボートが2艘来ています。
どうやら、みんなでロープをつかんで1列になって、例のごとく餌付けの様子を見ているようですね。

でも、なんか様子が変です。

餌付けされてるので、普通はボートが泊まっただけでいっぱい寄ってくるはずなんですけど、1匹も姿を見せません。
しばらく待ってみますが、全く気配なしです。

マティラ・ブルー 魚のあらをまいたりしても、シ~~~ン。。。
わずかにサメが1匹近くを通っただけだなんて、いったいどうしたんでしょうか???

先に来ていたボートのガイドさん達も、サメは来ないし、お手上げのようです。

そのうえ、波が強いから入っちゃダメ、ボートから見るだけ、だそうです。
海の色は輝くばかりでこんなにきれいなのに~!
あんまりです~!

ホントに透明で、発光するようなラグーンの色です。
あ~、今すぐ飛び込みた~い!


エイも何処へ~???

エイを抱っこサメの餌付けはあきらめて、またマティラ岬~ホテボラの方へ戻ります。
ホテボラを過ぎてしばらくいくと、ボラボラ・ヌイが見えてきました。この辺りもラグーンの色はきれいですね~。

ヌイを過ぎて、ちょっと浅いシャークポイントの辺りでボートが止まります。
ここではボートから降りてもいいそうです。わ~い!

しかしながら、ここでもまたシ~~~ン。。。淋しいくらいにお魚1匹いやしません。
お~~い!みんな、どこ行ったんや~~~!?

あ、ガイドさんが1匹だけエイを捕まえたようです。
ちょっとだけ背中をなでさせてもらいました。

妹にとっては、何ともさみしい初エイ&サメになってしまいました。
足もぎりぎり届かないくらいの深さで、ちょっと水も飲んでしまったようです。

パイロットはうちのダンナ!?

ラグーンリゾートボートは北上して、ラグーンリゾートが見えてきました。
左側には、モツ・タプが見えます。

さらにパスを過ぎて、パールビーチが見えてきました。
ガイドさんは、パールビーチのアクティビティの仕事をしていたそうです。

そのせいか、日本語の歌もいろいろ歌ってくれます。
加山雄三の「君といつまでも」とか、スーパーの鮮魚コーナーで流れてる「さかな、さかな、さかな~♪」の歌とか。
さかなの歌はかなりオリジナルになってましたけど、逆にかっこいい歌になってます。

パールビーチの浅瀬にボートを止めて、ちょっと休憩です。
休憩ポイントここならうちの妹でも足が届くから、安心して入っていいよってことのようです。

下は真っ白い砂で、ラグーンはごく淡いブルーです。
水は冷たくもなくぬるくもなく、波の音も心地よくて、プカプカ浮かんでこのまま眠ってしまいたい気分です。

休憩タイムは終了。今度はランチのモツに向かいます。

おや?なんか、ガイドさんがうちのダンナを呼んでますよ。
何でしょう??

う・わ~!運転手交代してますよ~!?
あわわ、スピード上げたりしてますけど~!
大丈夫なんかいな~。

真っ直ぐ進めば大丈夫って言われてもね~。。。(^_^;)

モツに到着

タヒチアンオーブン再度、運転手を交代して、無事にボラボラ北側のモツに到着しました。
ここは、パトリックさん所有のプライベートモツで、島のシンボルであるオテマヌ山がはっきりと目の前に見えます。

ポリネシアンツアーでは、タヒチの伝統的な料理が食べられます。

奥の方に案内されるとありました。昔ながらのタヒチアンオーブンです。
ここで、バナナの皮に包んだ食べ物を土の中で蒸すのだそうです。

そして、そこには、、、見事に蒸された子ブタ!?( ̄□ ̄|||)
あとは、パンの実や、タロイモなどがあります。

料理教室?お次は、ポワソン・クリュの作り方教室です。
さかなのぶつ切りに塩少々とライムを絞って、トマトと瓜かキュウリのような野菜を混ぜます。
あと必要なのは、ココナッツミルクですね。

そして、地面に埋めた1mくらいの木の棒の先端にヤシの実をさし、豪快にバリバリッ!
素手のまま、捻るようにして皮を剥いでいきます。

あとは、ココナッツを削るおろしみたいなものを使って器用に内側を削り取っていきます。
少しつまみ食いさせてもらったけど、これがめっちゃ美味!
水分がたっぷりで、今まで食べた中で一番おいし~!!

布に入れて絞ると、たっぷりのココナッツミルクが出てきます。
さっき食べた時、水分が多いと思ったけど、こんなに出てくるもんなんですね~。

ココナッツミルクと混ぜ合わせて、ポワソン・クリュの出来上がりです。

モツでのランチ

本日のランチテーブルセッティングもできていて、ヤシの葉とお花が飾られてます。

最初に見たタヒチアンオーブンの子ブタやパンの実とかも調理され、テーブルの上に並びます。
お皿も全部、ヤシの葉で作られてますよ~。

フルーツなども並んで、準備が整いました。
ガイドさんも一緒に、4人でランチタイムの始まりです。

料理はとても4人では食べきれない量で、もう食べて食べて食べまくりです。
ヤシの葉で作られたお皿に食べたいものを取り、素手のまま手づかみで食べます。

テーブルセッティング子ブタもポワソン・クリュもものすごくおいしいです!
蒸したパンの実は甘くて、さつまいものような感じです。

飲み物は、シャンパンやヒナノビール、スプライトとかのジュース類もあります。

食事しながら、ガイドさんともいろいろお話しました。
特に、うちの妹にパートナーがいないと聞くと、熱心に話しかけてますよ~。
やっぱりハネムーナーが多いから、パートナーのいない女の子が来るのは珍しいのかな~。
なんか、このまま帰らずに明日結婚しよう!とか言ってますよ~(笑)

私が「日本人の女性はみんな恥ずかしがり屋なの、私も含めてね。」と話すと、うちのダンナに「本当か?」と聞いてます。

ダンナの返事は、笑いながら「Oh~!No~!No~~!!」
ガイドさんはちょっと真面目な顔で「自分も最初はそう思ってたけど、今は違うと思う」やって!
( °◇ °) ガーン!そんなに真面目に否定しなくてもええやんか~。

ランチの方は頑張って3回おかわりしたけど、もう無理みたい。。
そろそろごちそうさま、といたします。

食後の休憩タイム

モツからの眺めかなり食べすぎたみたいです~。
おなかいっぱいで動くのもしんどいくらい。。

腹ごなしに、ビーチとかうろうろしながら写真を撮ったり、ちょっと休憩です。

このモツは、ボラボラ島で一番のロケーションだと言われる通り、オテマヌが目の前に見えて最高の眺めです。
ビーチにぼけ~っと座りながらオテマヌとラグーンを眺めてると、このままお昼寝したくなっちゃいますね。

おや、うちの妹がなんか言いたそうにしています。何でしょう???
「トイレはあるの?」
出発~♪う~ん、そうきましたか~。

答えは分かってるような気もするけど、一応、聞いてみましょうか。
ガイドさんは、目の前に広がるラグーンを指差し、一言。
「見渡す限りトイレだ」

思った以上の豪快な答えですね~。
まあ、これも貴重な経験です。よね。

休憩タイムも終了し、そろそろ出発の時間です。


シュノーケリング

セントレジス建設中のセントレジスやメリディアンの近くのマンタポイント付近でボートが止まります。

どうやらシュノーケリングするようです。
他のダイビングのボートも来てますよ。

この辺りはちょっと深い場所なので、念のためライフジャケット着用してシュノーケリング開始です。

ようやく、念願のシュノーケリングのお時間です。
なのに、水の中に入った途端、う。。(°.°)
こ、これは、流れが速い~!
サンゴ
ガイドさんの後ろに続いて泳ごうとするけど、ついていくだけで精いっぱいって感じです。
フィンで水を蹴るのも力が要ります。
うちの妹は、ガイドさんが一緒に連れて行ってくれてるみたいですね。

肝心の水の中は、波が高いせいでしょうか、透明度も悪くてあまりお魚もいません。
サンゴは元気そうですけど、泳ぐのに一生懸命で、眺めを楽しむ余裕もあまりないし。。

頑張って泳いでましたが、どんどん東の方へ流されてしまいました。
あちゃ~。お腹を擦りそうなくらい浅い所まで来てしまいましたよ~。

なんとか立ち止まって周りを確認すると、セントレジスらしきホテルがさっきよりだいぶ近くに見えてます。

ガイドさんが、こっちに戻ってこいと手招きしてます。
さて、岩をつかみながら、流れに逆らって頑張って泳いで戻りましょうかね~。

ふ~。やっとガイドさんたちと合流して、ボートに戻りました。
今日はいい運動になりましたね~。でも、あとで筋肉痛になりそうな予感。。

ホテルに帰りま~す

ソフィテルモツそれでは、食後の運動もいっぱいしたし、そろそろホテルに向かって出発です。
建設中の新しいインターコンチの横を通り、南に向かって進みます。

お腹もいっぱいだし、シュノーケリングでほどよく疲れたのか、ちょっと眠くなってきました。
波の音も癒し効果満点で気持ちよく眠れそう。。
(_ _)(-.-)(~O~)(-.-)

うちうちしてるうちに、ソフィテルモツが見えてきました。
ここは、ホテルのあるモツの裏側にセカンドコーラルガーデンがあってお魚いっぱいだそうなので、いつか泊まってみたいホテルです。

帰ってきましたインターコンチの横を過ぎ、マティラ岬に帰ってきました。
パブリックビーチを過ぎれば、ホテルボラボラはもうすぐです。

おぉ~。マティラ側のビーチが見えてきましたよ~。
アクティビティ・ファレやうちの家(ビーチファレ(^^;))も見えます。

ポテ・ファレやメインビーチの横を過ぎ、桟橋に帰ってきました~。
ここで、お世話になったガイドさんにお礼を言ってお別れです。
特に、うちの妹に手を振ってるような気がするのは気のせいでしょうかね~。

それにしても...。
うちの妹を嫁に出して今後の宿代を浮かすって案は捨てがたかったかも。。(爆)

夕焼けツアー

旧プレミアム水上側の夕暮れいったん部屋に帰って着替えてしばらく休憩してから、カメラと三脚を持って、夕焼けの写真を撮りに行くことにします。

旧プレミアム水上バンガロー側の桟橋にやってきましたが、う~ん。。
今日はよく晴れてて雲がほとんどありません。
この様子だと夕焼けの緋色は無理そうですね~。

太陽が沈んで、徐々に空の色が紺に変わっていきます。
この日暮れの刻々と移りゆく色をなんとか残したくて、写真を撮り続けること30分。
星も見え始めました。

夕焼け雲はなかったけど、ほんとにきれいでした~。

本日のディナー

ライトアップされた桟橋今日の夕食は、水上バンガローでルームサービスを取ることにします。
クラブサンドやパスタとか軽めのものと、デザートにクレームブリュレまで頼んでしまいました。

ミキさんが、まだ体調のよくない父を気づかってお味噌汁を用意してくれました。
といっても、お碗のような食器があるはずもなく、白いスープ皿に入ってるので、全然お味噌汁には見えません。
父は「これ、ほんまに味噌汁か~?」とけげんな顔でスープ皿を眺めてます。

恐る恐るスプーンで1口飲んでみると、「あ~、味噌汁の味や~!」と笑顔が戻りました。
パンを浸して食べたり、食欲も出てきたようです。これなら明日には復活できそうですね。

実は、おかゆも一緒に頼んでみるって言ってくれたんですが、そちらは厨房の人には分からなかったようです。
まあ、怪しいおかゆもどきのリゾット風味とか出てきそうだし、逆に良かったかも。。σ(^◇^;)

食後は、テラスから桟橋のマンタチェックです。
ちょっと涼しいからとバスタオルを被って座り込んでる姿はどう見ても怪しいでしょうね~。
この怪しい張り込みは、このあと毎晩続くことになります。。